歌舞伎鑑賞 <後篇>
羽菊でございます
「鳴神」、いよいよ開演でございます。
鳴り物の音が聞こえ始め、期待感高まる空気の中、「雲の絶間姫」の登場に娘のテンションはさらに上がります。
鮮やかな赤の着物にも目を奪われたようですが、一番惹かれたのは
大きなきらめくかんざしのようで、
「ちょっと大きすぎるけど、お姫様だからいいのよね。」と小声で
つぶやいています・・・
娘の様子が気になりチラチラと見ていたのですが、前半の、主に話を進めていく部分では少々落ちつきがなくなって何度も椅子に座りなおしたり・・ということがありました。
それが徐々に話が盛り上がり、「見得」をきる場面が増えてくると大人と同じように拍手をもってお利口に鑑賞。
「ママ、『音羽屋!』って応援しないの?」と聞いてきます。「今日の人たちは『松嶋屋』なの。きっと男の人たちがそう応援するから聞いててごらんなさい。」とワタクシ。
どうやら菊五郎のDVDの観すぎで、見得のときには出演者が誰であっても『音羽屋』と声掛けするものだと思っている様子・・・。
すばらしいことに「鳴神」は、主役の「鳴神」が見得をきりながら踊るように花道を袖に下がって終演という演目なので、終演時の娘は最高に嬉しいという表情です
会場でいただいたパンフレットは他の絵本とは分けて、大切にしまっています。
シールも落書きもしてございません・・・
生で観ることの「衝撃」と「感動」は大きかったようで、「すごく楽しかった。また行きたい」とパンフレットを眺めては言っております。
また行きましょうね、今度は海老蔵か染五郎に会えるといいわね・・・